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海の上のピアニスト

sea1900.exblog.jp

力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

2005年 11月 22日 ( 3 )



昨日、新宿の紀伊国屋で、本を見ていると、
すでに無き文学者の残された奥さんの書かれた本があった。

ざっと、読んでこのご夫婦が幸せだった事を感じた。

と、同時に最初の奥さんの姿を思い浮かべた。

この方も、すでに亡くなっているのだが、子供をいらないという
夫の為に、若い時に中絶をしていた。
その恨みが消えた事が無かったと、別の本には書いてあったのだ。


女性は何かの事情で、中絶手術をした場合、まだ麻酔の残る時に、
皆、涙をこぼしているという。
それが、女性としては当たり前なのだろう。

それが、良心からくる物なのかは、知らないが、
同じ女性としては、可哀想だと思う。


子供、子供と欲しがる夫を持つ奥さんもいれば、「絶対に要らない!」
と言う、頑なな男もいる。

亡くなった最初の奥さんは、もしも、この夫と結婚しないで、家庭的な
男と結婚していたら、子供を囲んで幸せだったのではないかと思うと、
運命って、何なのだと思う。

子供って、何なのだと思う。

子供を産みたくても、産めなかった女性。

私は、その人の事を思うと、この本を喜べなかった。



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by sea1900 | 2005-11-22 01:16 | 男と女



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文明さんにTBします。

木村伊兵衛写真賞についてですが、

受賞者の一覧を観ていて、三好和義(みよしかずよし)氏が
1985年に第11回で、受賞している事を知りました。

三好氏の写真集は、風景ばかりですが、一冊持っていて、昔は
好きでした。
今では、私は風景だけでは飽きてしまうので、好みではないのです。
写真には、もっとにじみ出る味が欲しいのです。

さっき、書いた「人形」のラストに、形あるものと無いものと書きましたが、
写真は実は形無いものと、私は思うのです。

形はあっても、それは、そのときの時間を紙の上に乗せているだけだと
思うからで、変な理屈かも知れませんね。

でも、写真を見て感じ取れたら、それで、その写真の役目は済んだと
思います。そういう意味では、形を必要としない物です。


それから、水中写真では、中村征夫(なかむらいくお)氏が、汚い東京湾
を潜り、撮った写真が受賞しています。

「全・東京湾・海中顔面博覧会」です。
綺麗な海には、驚く程の綺麗な肴や動物がいますが、汚いヘドロの海でも、
空き缶の中を上手く自分の巣にしたりして、がんばって生きている魚がいて、
感動物です。

征夫さんは、こういう所を写真にしているのです。
着眼点も良かったと思います。

征夫さんとは、ダイビングパーティの時に、お話ししましたが
すごくダンディで、ステキでした。
もう、60歳を越したのではないかと思います。

水中写真家は、私の知る範囲では、皆さんがダイビングから写真に
入っているようで、写真からダイビングには行かないようです。



文明さんの光輝くスキンのブログのコメント欄は、細かいので
こちらにUPしました。





by sea1900 | 2005-11-22 00:36 | 現在
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人形作りは今日で3回目になった。
マリー・アントワネットは、全長55cmの仕上がり予定です。

今日は、発泡スチロールの型が完成して、その上に一度目の粘土を
貼り付けるというよりも、伸ばして付けた。

型は思っていたよりも細身で、こうでないといけないそうだ。

粘土は自分で練り合わせた物で、手で捏ねる。

これから、来週の月曜日までに更にこの上を2回、粘土を付ける。

これは、宿題と成った。

工程が、また、楽しい物だ。

出来上がりは急がない。

初め、先生は忙しそうだったので、私は、声をかけなかったが、
その内に、又、映画の話になった。

他の生徒は猫の話を盛んにしていた。
 
映画は今朝、「死に花」を観て、面白かった事を話すと、先生はそうは
思わなかった事。


昔のビデオ「金閣寺」を観て、その時代の良さが素晴らしい事。
しっとりとした良さや、人間が上品だという事について、話した。

先生とは、丁寧に話すと楽しくて、不思議な情感を感じるし、
私はその情感を心の中で、楽しんでいる。

きっと、生きる事にアートのある人はそうなのだろう。

これは、よく友人のリザとの会話に出てくる事なのだけれど、
成る程とうなずける。


Lさんは、原作「金閣寺」とビデオで、先生はビデオで、金閣寺を感じた。
私は今週中にビデオを観て、12月には、本物の「金閣寺」を観に行く予定だ。

「12月中旬には、京都の金閣寺を見てきますよ」と、私。
「寒いよ、寒いよ!」と体をこごめて寒そうにした先生は、可愛かった。


ところで、人形が自分を反映して、作者に似てくるというのは、
物を作る人にとっては、同様の事が言える。

人形に於いて、作者が反映される事は、それだけの自分の魂を入れる事
にも成る。だから、そうなるまでには、時間もかかるだろう。

また、見限りという、「時」を逃しては成らない事。
これ以上、いじっても、もう変わらないという瞬間を見つける事は、
人形作りだけに言える事ではないけれど、その瞬間をキャッチする
タイミングは、その人の勘から来るのだろう。

私は、洋服作りと生け花では、それらを経験済みで、この話については
良く飲み込めた。

それから、先生とは、「出会いの運命」について不思議に思うという事を
話した。

なんだか、いつも楽しい話をしている。
私は、こういう話が好きなので、ゆったりとした空間を感じる。


その人間が持つ余裕は、空間という大切な物を産んでいる。

形ある物は、壊れやすいが、形ない物は、永遠に壊れないで、
存在し続ける。と、私は思う。





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by sea1900 | 2005-11-22 00:01 | 現在