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海の上のピアニスト

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善悪の判断

作家の坂東真砂子氏「猫殺し」の事を思うと、いくら知的な人間でも、心のバランスが悪い人がいる事に気付かされる。
昔、同じような事をする年上の女性がいたが、彼女の自己弁護としか思えない屁理屈を聞いていると、頭が痛くなった。そして、不気味に思えた。いつもヒステリックで、人の話を聞くよりも、自分の事を話す事がほとんどだから、そうやって生きる目的を誇示していると思えて成らなかったものだ。

それぞれの人間には、それなりの考え方があるにしても、常識的な考え方や、更にその上を行く良識的な判断と言う物があると思う。
よく言う『一般的な考え方』だ。

それが、50歳に近い坂東氏には、欠落している。
猫の避妊・去勢手術に対する医学から観た考え方を勉強すれば、眼からうろこがガサッと落ちるだろう。

しかし、この事実を自ら公表したと言う事は、自分の良心の呵責の重さに限界を感じたのかも知れない。どこかで、誰かの批判の声を聞きたかったのだろう。
そうする事によって、自分が注目され、孤独から救われたかったのでは無いだろうか?

子猫を殺したという深い闇の中で、一筋の光を見い出したかったら、書く事しかなかったのだから、何て皮肉なのだろうかと思った。
書いた事は、告白なのだ!
連続殺人者が、次の殺人を予告して、自分の行いをstopさせて欲しいと、暗に訴えているように、私はこの一件を考えた。

勿論、酷い事が出来るものだと呆れたが、こういう事をした人の心のケアを考えて欲しいとも思う。

坂東氏が如何してタヒチに住むようになったかは知らないが、おそらくは、自然が綺麗だったからだと思う。しかし、その暮らしは、坂東氏には、不向きだったと言える。



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by sea1900 | 2006-09-22 23:58 | 人間

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