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海の上のピアニスト

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ラグース

アイリッシュダンス『ラグース』を見た。昨日の事。ラグース_d0063550_14363523.jpg

アイリッシュ・ダンスの歴史は、イングランド支配と深い関わりがある。16世紀にイングランドの支配が始まると、アイルランドの伝統的文化活動が一切禁じられてしまった。この厳しい統制は約400年も続いたが、皮肉にも逆境の中でアイリッシュ・ダンスの原型が生まれ、発展する事となった。民族楽器の演奏が禁止されてから伝統的なアイルランド音楽の旋律は家の中で密かに歌い継がれ、またそのリズムは暖炉の火が静かに燃える前で足を踏み鳴らす事(タップ)によって、親から子へと伝えられて来た。最初は1つのステップに対して2つのステップで応えるシンプルな踊りから始まったが、年を経て、複雑なリズムパターンを伴う芸術性を有した舞踊へと進化して行った。

1800年代後半、イングランドからの支配が解かれると、アイルランド復興運動が起こりアイルランド人は彼ら独自の文化の建て直しを図った。長きに渡る抑圧から解放され、その反動からステップ・ダンスは爆発的な進化と広がりを見せて行く。   ・・・・・抜粋・・・・・・

   *   *   *


上半身の表現が無く、何処までも直立不動の姿勢なのに、足の動きは機械のように、細かく動いていた。タップダンスのようでもあって、アルゼンチンタンゴの足の動きとは、全く違っていて、アルゼンチンタンゴの足の動きが、美脚を作るのに、最適だとしたら、アイリッシュダンスのそれは、早いリズムを養うのには、最適としたい。

7人の女性と3人の男性の踊りは、優雅を感じる物ではなくて、『強靭な意志の力・不屈』を感じさせるステップで、素早い。
それにしても、女性の脚はきれいだったが、体が細身だと、子供っぽい感じがした。やはり、適度な肉付きが無いと、美しくない。
踊りとして比べると、私はアルゼンチンタンゴの方が、遥かに美しいと思う。
国も違えば、歴史も違うし、風土や気候も違うのだから、ダンスも違うという、ごく、当たり前の事しかいえないけれど、アイリッシュダンスには、優雅さは無い。
美しさの種類が違うのだ。

映画『リトル・ダンサー』の中で、アイリッシュダンス教室のシーンがあったけれど、アイルランドでは、日本人が盆踊りを踊るような物なのだろう。
『ラグース』の衣装は、地味で、男性の上下が黒の衣装からは、アイルランドIRAを連想してしまう。


午前中には、『プルートで朝食を』を見たので、アイルランド続きと成った日だった。



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by sea1900 | 2006-07-06 22:24 | 過去

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