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海の上のピアニスト

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ある創作人形展を見て思う

都内のデパートで開かれている『創作人形展』を見た。

このタイプの人形展を見るのは、初めてだった。

人形その物は、皆丁寧に作られていて、洋服や和服も、良く見ると、作りは丁寧だ。ビーズを縫い付けたり、アクセサリー類で飾ったりしている。

しかし、一つ一つの人形と、全体的なバランス、特に人形の配置や色彩の組み合わせがぐちゃぐちゃで、何とも、土素人っぽい。<垢抜けない>どころか、完全に美しくない。


展示の方法として、色彩を統一しないと、ボロキレを散らかしたように見えて、実に汚い物だ。
この点は、トップの人間のセンスに係っているだろう。統一性が無くて、構成が悪い。
一つの舞台として見ると、良く理解できる。
おしゃれなブティクでも良い。一枚の絵でも良い。
全体的なバランスは、一番眼に付き、第一印象を決めてしまう。
例えば、他人の家の玄関に入って、その家の住人をどういう人かと想像出来る様な物。


それぞれの作者が、場所を確保して、勝手に自分流に置いている様に思えて成らない。


また、ぐるっと見て回ると、作者のおばちゃま3人がお話しに夢中で、通路を塞いでいた。
私が、見たいのに、、どんとその場を譲らない。
この姿勢が、私は大嫌いなので、腹が立った。

どうも、男性よりも女性に多く見かける事が多いけれど、他人への配慮の無さに常識を疑ってしまう。
「・・・・意外にも、この人形が売れて嬉しい!」なんて、内輪の話が続いていた。

この人形展では、プライスがそれぞれに付いていて、大体の人形が2桁だった。
安くても3万円位からなのだが、値段については、作者の自由だが、売り物なら、客に売る姿を見せるべきなのだ。
客あっての、プライスではないか!

プライスなりの接客が出来ないならば、販売とは言えない。

物を売ると言う行為は、既にプロに成ると思う。展示だけならば、アマチュアだから、多少の事は仕方ないと思う。2つを隔てるラインは甘くはないし、ラインが存在して当たり前の事だ。

ここをごっちゃにするから、展示方法もごっちゃに成っている。

全部、関係あるわけで、『何事もバランスが大切!』なんて思ってつくづく、、私はプロの仕事が見たいと思った。





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by sea1900 | 2006-02-26 14:15 | 人間

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