応用の勝利
夜、いつもの連中が集まるのに、一日中、私はどこにも出かけなかったので
食材がなかった。それで、いつも買ってある玉葱とハムの掻き揚げと、人参の
天婦羅を揚げようと思った。
大きなボールに水と卵を入れてかき混ぜて、小麦粉をサッと入れた。
ここまでは、いつもの調子だったが、小麦粉が全部入っても、味噌汁状態で、
完全に小麦粉不足だった。
今までの私なら、ここで方向転換したのだが、食材がないのだから、何とか
考えなければ成らない。
何か小麦粉の代用品は。。。。。。。。。。
あった!それは、韓国製の30穀物の粉で、ベージュで、きな粉の様な香りだった。
栄養満点の粉を使って、予定通り、天婦羅の完成だ
正確には、天婦羅ではなくて、精進揚げなのだけれど、親しみ深い『天婦羅』
と言います。
夜の8時半過ぎに、やっと3人が顔を出した。
それで、私はこの黒い天婦羅の衣について、説明した。
「30もの種類の野菜や穀物、ゴマの粉を使って揚げたのだから、とにかく栄養が
あるんだから、体にいいよ~」
お陰で、売れ行きはすごかった。
黒い物は白い物よりも栄養価が高いのは、周知の事実だけれど、とっさの機転も
評価して頂きたい。
やはり、応用だろう・・・・
それから、酢味噌で食べる韓国のチヂミよりも上品な物を、韓国人の奥さんに
今日、頂いたので、それも切って出した。酢味噌のタレが面白いし、さっぱりとする。
3人は若いので、何でもござれ!で、喜んで食べていた。
今日の夕飯が「豪華ディナー」と呼ばれた事は、少し可笑しかったのだ。
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