男と作る料理
20代の男子に手伝ってもらっていた。
玉葱を炒めるのも時間がかかるので、女子よりも男子に教えたら、
コツを飲み込んでよく出来るし、焦げ付いた中華なべを洗うのも
力任せに素早いから、料理は男子に向くと、最近では思っている。
特に、この彼に肉を焼かせると、美味い。
そして、本人の姿勢のよさが輪を掛けて、肉を焼く姿に拍車を掛ける。
彼は食べるのが好きなので、好き嫌いがないし、食べ物への好奇心
がいつもあるので、楽しい。
これが、余り食べ物には、興味のない人間だと、こうはいかない。
こんな事をかれこれ、2年以上やっている私は、料理の説明と後始末の
方法について、勿論、女子にも教える。
しかし、女子は要点を飲み込みながらも、自分の方法を実行し、はっきり言って、
自分勝手に動きやすい物だ。
この点を私は指摘して、方法は本当は自由でよいけれど、結果として
時間を掛けずに、美味しく作り、片付けが簡単に出来るように成る為の
最低ラインを説明している。
結果あっての、方法でなければ意味がないと、私は考える。
そういう意味においては、男子の方が私の言葉を理解するのか、或いは
女はうるさいからいう事を聞いているのか?どちらにしても、黙々と作業を続ける。
私はこの点だけでも、男子と料理を作る事が好きだ。
そして、黙々と食べる。
食べっぷりも気持が良い。男はこれ位がすきだ。
ひじを付いたり、おかずだけ先に全部食べてしまい、最後にご飯と味噌汁を
飲んだ女子を放ってはおけない。最近、このおかしな食べ方をする女子を
見つけ、この家で食事する時は、それはいけない!と促した。
おかずを先に食べてしまい、残ったご飯にふりかけを掛けて食べると言う
ご飯への冒涜を、許す訳にはいかないし、味覚的にも良くない。
大体、バランス良く食べる事は、一般常識だろう。
・・・・・・・続く・・・・
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