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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

2005年 06月 23日 ( 3 )

 


<ポーランドの町>
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'44年、ソ連軍の進軍近しと判断したロンドンの亡命政府の指令で敢行されたワルシャワ蜂起。しかし20万もの犠牲を出す壊滅的打撃を受け、レジスタンスたちは地下水道へと逃げ込む。物語は、ほぼ全編、その地下水道の中で出口のない、あるいはあっても出られない緊迫感を持って繰り広げられる。語られる人間ドラマもさることながら、その状況こそが当時のポーランドの姿そのものの暗示であった。脚本のスタビンスキーの実体験に基づく、衝撃的な青春の物語。'57年カンヌで審査員特別賞に輝いた。《抜粋》

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 何年も前にTVで観た.

何十人かで、地下水道を進むが、途中で逸れたりして、ばらばらになって行く。
道路のマンホールに出た男は、ナチに銃を向けられたし、助かったと思って、やっと外が見え所に出ると、そこには、鉄格子がはめられていて、出られなかったりする。

助かったのは、先導したたった数えられるだけの人数だった。

鉄格子を見て、絶望した人々、自分達しか助からなかった現実に絶望した人々と、絶望を描いている。希望をテーマにした映画は後味が良いが、絶望は、重い気分になる。これは、作品だと思っていなければ、救われなかった。
人間のドラマではあるが、第一級のサスペンスでもある。
黒白の映像が、また良かった。

勿論、すごい反戦映画なのだ。
アンジェイ・ワイダ監督の名を世界に知らしめたのはこの作品なのだ。
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by sea1900 | 2005-06-23 15:46 | 映画


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最近、ヴァナディールに行くTさんに、お奨めの映画です。

 『CUBE』です。1997年、カナダ
奇抜なストーリー、斬新なビジュアル・センスで話題となったカナダ産異色サスペンス。謎の立方体(=CUBE)に閉じこめられた男女6人の脱出劇を、緊迫感漲る演出で描く。ゲーム感覚の謎めいた物語やシュールな美術・SFX等を駆使し、人間の闇部を抉った秀作。ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。そんな中、やがて彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づくが・・・。 《抜粋》

まるで、ルービックキューブの様な建物から出られなくなったようで、私は、窒息状態になってしまった。ラストには、あっと驚いた。

こんな映画もあるんだな! d0063550_1518297.jpg
ゲーム感覚の映画を観て下さい。cube の中も面白いよ!
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by sea1900 | 2005-06-23 15:11



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1974年に作られた日本映画で、今は亡き田中絹代の素晴らしい演技が光る名作と言える、

作家の山崎朋子さんは、底辺女性史の研究家である。
 底辺・・・・生活の為に身をうらざるを得なかった女性達の人生は悲惨だ。それは、生きるか死ぬかという選択の末にあるものであり、自分の力だけでは、どうにも成らなかった時代でもある。
山崎さんは、女優を目指して上京するも、ストーカーに頭や顔を切りつけられて、大怪我をした。その後、全てを受け入れてくれた男性と結婚し、作家生活に入った人だ。

サンダカンとは、ボルネオにある地名で、昭和初期には、日本人が集まった所だ。
そこには、娼館が建てられ、日本から10歳とか12歳とかの女の子がたくさん送り込まれた。

皆、貧しい家の娘なのだ。
親兄弟の生活の為に、最後には、自分の身体を売らざるを得なかった女性達だ。

女性史研究家の圭子は、天草に当時の『唐行きさん』がいることを知り、山川サキという70歳前後のおばあさんと、3週間あまり暮らす事に成る。d0063550_10101157.jpgd0063550_10141688.jpg

サキの家は、畳に虫やムカデがいる、トイレも風呂も無いボロな家だったが、圭子は薦められるままに、其の畳で昼寝をする。
 サキ役の田中絹代が大女優である事は知っていたが、こんなにも、素晴らしい演技が出来るとは、初めて知った。自分の生活だって大変なのに、捨て猫にもご飯を与える。

「猫だって、命あるものじゃけん」と言うではないか。
田中絹代は、顔のしわに、全てを飲み込んだ、深い力量で、観る者の心を揺さぶる演技をする。

栗原小巻の真面目で、真っすぐな演技も好感が持てた。

d0063550_1012473.jpgこうして、女同士の共同生活が始まった。
サキは自分の生い立ちや、サンダカンでの生活や恋した事を話していく。

サキは芋を塩で茹でるだけしかしない。いや、出来ないのだと圭子は気が付いた。
 母親から、料理の手ほどきを受けるべき大切な時を、サキは持てなかったと言う事実がそこには、あったのだ。

 若い時のサキを高橋洋子が演じているが、元々、明るい顔の彼女なので、悲惨さが、軽減されていたように思った。

  この映画の良さは、昔の回想シーンよりも、サキと圭子のシーンにある。
一つ、一つの会話や、しぐさにサキの歴史を感じ採れる。

 最後に、2人が別れるシーンがある。
何か欲しい物は無いか?と、訊ねる圭子に,圭子が首に掛けている手ぬぐいが欲しいと謙虚に答えるサキに、この人間の素晴らしさを感じたのは、私だけだったのだろうか?


 圭子は、、実際にサンダカンに行ってみると、建物は皆、日本に向かって建てられていた。
ここから、日本を望み、望郷の念にかられ、其の時代に生きた女性を思うと、心が熱くなった。


原作は、映画よりも淡々としたものだった。
田中絹代をサキに重ねて観る事の出来た、素晴らしい日本映画だった。
また、この研究をした山崎さんを尊敬したい。
私はたまにこの映画を思い出す。
栗原小巻と田中絹代を、思い出すのだ。
監督は、熊井啓、日本映画もまた、素晴らしい!
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by sea1900 | 2005-06-23 09:47 | 映画