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海の上のピアニスト

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『バッファロー”66』



  まず、  ヴイセント・ギャロの三白眼と凶悪そうな顔が印象的だ。そのくせ、最初のトイレのシーンで非常に気が弱い事が解かる。潔癖で心の孤独を隠せないというキャラクターに、ストーリーの展開に何を望んだら良いのかと思わざるを得なかった。このビリーのママは、アメフトの大ファン、ビリーの話も聞かず、ひたすら興奮して、TVに噛り付く。クリスチーナ・リッチ演じるレイラが、ビリーの両親を訪ねると、ベジタリアンなのに、肉料理オンリーの夕食を出される。おとなしく、食べていた。
 C.リッチは金髪に染めて、『生きられない』というビリーを実の母には皆無の、愛で包み込んでいる。豊満な身体がぴったりだ。菩薩様のようだ。危ない感じもするが、純粋だった。レイラはボーリング場で一人、タップを踊る。何も考えていない様で、これも良かった。ビリーとレイラが写真を撮るシーンは面白い!
 V・ギャロの強烈な個性と、C・リッチのまた強烈な個性の混ざった作品だ。C・リッチのこの作品に於ける演技は、彼女にとっても最高なんじゃないかな?
V・ギャロは16歳で家出した後、NYやヨーロッパで色々な活動をして、成功者になっているはずなのに、案外、ビリーの様に、心の中では『だめ男』と思っているのだろうか?
 
ビリーの淋しい孤独が、彼の妄想癖の中にも垣間見られる。
子供の頃のトラウマから早く、抜け出たい!という思いも伝わる。
彼の自伝的小説というが、どこが、自伝なのだろうか?とも思う。
 ラスト・シーンが良かった。ビリーの赤いブーツが可愛い。見事な挿色を使っている。
色の効果は絶大と思う。・・・・この映画に限らずに!


この映画すでに観ていた20代前半の男女に聞いたら、「よかった!」と応えた。
アメリカ映画に多い、濃厚なラブシーンがもしもあったら、減点したいと思う。
         シビックも出ていたっけ・・・・
 
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by sea1900 | 2005-06-08 15:51 | 映画