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海の上のピアニスト

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『ブロンクス物語』

d0063550_22183021.jpg  1960年代、ブロンクスで生まれ育った主人公カロジェロの成長を、ギャングとの交流を通して描いている。親子とは、憧れとは、恋とは・・・と言った事を投げかけながら、物語りは進む。
 ソニー役のチャズ・パルミンテリは、元々ロバートと知り合いだったわけではないが、二人共正真正銘、ブロンクスで幼少期を過している。チャズはこの映画の脚本家でもある。
 カロジェロを9才の時のある殺人事件に関する事から、息子の様に可愛がる。が、自分の様に成って欲しくないと思っている。身の回りの人間を誰も信じる事の出来ない淋しい人間なのだ.チャズはソニーという男を圧倒的な存在感で演じきっている。ロバートはカロジェロの父親役だが、堅気のバスの運転手だ。彼はエキセントリックな役が印象的なのに、ここでは静かに存在している。なぜだろうか?それは、彼の自伝的な物語だからだろう。ロバートはカロジェロだから、静でなければ成らないんじゃないか・・・・抑えた演技で脇役に徹している。

 ソニーがCと呼ぶカロジェロにいう言葉が面白い。素晴らしい名言集を成している。

  僕はやっと、この二人から学んだ。
 愛に交換条件はない。
 そのまま、人を受け入れる。
そして何よりの言葉は、『一番の悲しみは才能を無駄に使うこと』
         そして、『自分でした選択が一生を決める』
    
     他には、『一生のうち、出会う女は3人だけだ』


 Cを早く大人にし過ぎたソニー、他の共演者も、殆どが地元の素人ばかりという。が、カーマイン役で、ジョー・ペシもあの迫力で少ないシーンを演じているではないか!
ソニーの告別式は、たくさんの花が飾られる。ギャングは特に、花が好きなのだろう。
こんな処にも、ギャングの粋が出ているのか。

ここに、ロレンツォも現れ、父の愛を知ったカルジェロ。
憧れた男と父、ジェーンへの思い・・・・・ブロンクスを愛する人達のブロンクスの物語だった。
愛・・・親子の愛、肉親の愛、隣人の愛、故郷への愛と色々な愛があり、その時代、それらが、上手く混ざると、素晴らしい作品が誕生する。この作品もその背景の元に生まれている。
 映画の風景もよくまとまっていたと思う。ロバートの才能に花をささげたい! 



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by sea1900 | 2005-06-08 14:51 | 映画