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海の上のピアニスト

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面白い別れ




I君

もう、随分昔の事ですが・・・パラオに向かう飛行機の中で、隣にNHKのディレクターのI君がいた。パラオに行くダイバーはダイバーズウオッチを着けている。I君も私の時計を見て、話しかけてきた。I君はこの時、26歳。大学卒業後、NHKへ入社した。26歳にしては大人だった。私はこの頃、パラオが自分の故郷の様な気がして気に入っていて、よくいるリピーターダイバーだったのだ。
 I君とは、ダイビングの話は元より、NHKの同僚や先輩の話がどんどん出てきて退屈する事はなかった。NHKの体質を変えるためには職員の新卒者の選定を変えようという動きがあるが
最終的な面接をするのは、依然変わらぬおじ様おじい様達の一群なので、こういう方の感性は大体同じで、結局昔と変わらぬ人選となり、同じような人間が集まってしまい、何も変わらないという事だった。40歳過ぎて独身者も結構いて、それも26歳のダイビング好きの彼から見たらタダノ冴えないおじさんに見えたようだ。40歳過ぎていて、実年齢よりも若々しければいい!何か楽しい事に燃えていて光っていればいい!のに、しおれた白菜の様では26歳の彼から見たら、ただのオジンでしかないのも、大きく納得出来る。
 さて、パラオの空港に着いた。彼は岸川イタル氏のカープ・アイランドの迎えに混じり、私と別れた。ダイビングに使うショップが違うと同じパラオにいてもまず、会う事もなくなる。
 I君とはもう会う事も無いと思った。
そして、2日後、海中で偶然にもカープのグループと遭遇した。なんと、I君が要るではないか。身長180CM近い彼に水中でポーズを取ってもらい、写真を撮った<。写真が出てきたら、是非とも観ていただきたい。>
 そして、海中で別れた。こんな偶然ってなかなかないので、今でもはっきりと思い出す。
帰国後、その写真を確か、川口市だったと思うが送った。青い海の中の再会だったが、なんだか面白かったな。I君、まさか、しおれた白菜には成っていないよね・・・
by sea1900 | 2005-06-02 13:32 | 自然

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