ブログトップ

海の上のピアニスト

sea1900.exblog.jp

力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

拒食症と虚脱感

『拒食症』と聞くと、他人事のように感じるが、他人事じゃない時代があった。

それは10年以上昔の出来事だ。

それまで胃が悪くて、胃潰瘍ぎみだった私は脂っこい物や、添加物の多い食品を食べると、
すぐに気持ちが悪くなった。
ある時、そんな気持ち悪い状態から少しでも早く脱したい一心で、食べた物を吐いた。

其の内に吐く事がエスカレートしてしまい、<食べる→吐く>と言うリズムが当たり前になり、
一つの流れとして私の脳と行動が繋がってしまった。
そして、段々と吐き方が上手になり、手間どらなくなった。
こんな事だって、やはり訓練さ。


もしも、これを食べて気持ちが悪くなったら、吐けば良い。
既に安易な考えしかなくなっていた。

食べ物に対する楽しみも何もなくなり、かろうじて身体を維持する為に食べなければ成らない。

さっきはりんごしか食べなかったのに、胃の中がつっかえている。
そんな事がしょっちゅうだった。

当時の体重は現在よりも10kg近く少ない。

一年余りの苦しみから私を救ってくれたのは、やはり医学しかなかった。


ふとあるとき、吐く事をしなくなった。
そして、荒れた胃はすこし良くなった。


吐く時は、のどの奥に指を入れ、それが合図になっていた。
食道や胃の入り口の筋肉を緊張させていた苦しみは、虚脱感しか残さなかった。








[PR]
by sea1900 | 2007-05-07 22:28 | 食べる