ブログトップ

海の上のピアニスト

sea1900.exblog.jp

力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

『マリー・アントワネット』

ソフィア・コッポラ監督は、マリー・アントワネットの眼からみた世界を描きたかったそうで、事実、大仰な歴史時代劇にはならず、14歳で輿入れしたマリーの若さやそれが幼さとも重なった女性の生き様を描いていた。<popで軽やかな青春映画>とあるが、確かに軽い。

ソフィアの手にかかると、仮面舞踏会もディスコののりだし、これならば、もっと全体をファンタジーでくくってしまった方が良かったのでは?とも思う。
その点が中途半端な出来に成っている。

今でもフランス国民は、<マリー・アントワネットの処刑は正しかった!>と言う考えが根強いそうだ。しかし、私は昨年読んだ本を思い出すと、フランスが財政難に陥ったのは、マリーの浪費だけではなく、ヴェルサイユ宮殿の莫大な建設費、先王からの戦に関わる支出、ルイ16世のアメリカ独立戦争への援助、などが主な理由だったようで、マリーやルイ16世、その他の貴族達を処刑した事は、眼に見える敵として認知させただけの事だったと思う。

そういう意味を思うと、マリーは世界中から愛され、世界中から憎まれた王妃だが、運命にもてあそばれた唯の一女性だったという事には他ならない。
政略結婚を否定する事の出来なかった時代だから、全ては与えられた運命の中でしか生きられないのだ。

色彩、音楽についてはおしゃれで、モダンで良い。
<マカロン>パリに行ったら、食べてみよう。
ヴェルサイユ宮殿の中が見られるので、視覚的にはお勧め。






→押して~
[PR]
by sea1900 | 2007-01-27 00:19 | 映画