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海の上のピアニスト

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『危険な関係』と『カルテット』

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18世紀フランス革命寸前のパリの貴族社会に君臨するメルトイユ侯爵夫人(グレン・グロース)が仕掛ける愛と性の罠に落とされたドンファン・ヴァルモ子爵(ジョン・マルコヴィッチ)、セシル(ユア・サーマン)、トゥールベル婦人(ミシェル・ファイファー)の姿を描いた作品。
恋愛ゲームと言えばそれまでの話だが、ゲームがゲームではなくなった時に見えてくる姿は、深刻な物だった。
退屈で仕方ない貴族達の時間のつぶし方でもある。

原作は1782年にコデルロス・ド・ラクロの書簡体小説。
簡体小説(しょかんたいしょうせつ、epistolary novel)とは、登場人物の書簡を連ねることによってストーリーが展開していく小説の形式で、18世紀からフランスでは多かったそうだ。

トゥールベル婦人がヴァルモ子爵の情熱に負けて恋してしまい、振られて重病になり、死を迎える時に、ヴァルモも別の場所で死んで行く所は、死が2人を結び付けてしまうと言う古臭いラストだった。
フランス語ではなくて、英語なので、重みのない仕上がりだと思う。



この映画と、昨日が最後の公演だった『カルテット』を比べると、凝縮されたセリフのてんこ盛りだった『カルテット』は、メルトイユ侯爵夫人の絶望感が半減していたように思えた。

『カルテット』が終わり、外に出ると東京タワーが金閣寺の様に光輝き、きれいだった。






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by sea1900 | 2007-01-15 23:20 | 映画