デビッド・カッパーフィールド in 国際フォーラム
2時半開場、3時半からは、ビデオを使った紹介が始まり、実際にデビッドが登場したのは4時近くだった。
デビッドは、白いTシャツの上に、ブルーのごく普通のYシャツ、黒いパンツ姿で、このファッションは最後まで同じだった。
マジックとは違って、全てがショーで、観客を楽しませてくれた。
それは、秒刻みに考えられていて、緻密な計算がされていなければ成らない。
観客の中から何人もの人を舞台に上げて証人にする事が多くて、<種も仕掛けも無い>事をアピールしながら、観客をショーに参加させている。
何も無い所から本物の自動車を出したり、スクリーンの中の海辺に行ったりと、ダイナミックな事から数字当てまでいくつかのショーが繰り返された。
そして、最後に大きなボールを舞台から客席にいくつかが手から手に運ばれて、ボールを最後に持った人が舞台に上がった。
私は今度は自分かな?と思って荷物をまとめて心の準備をしていたが、隣の若い女子がボールをつかんだので、あえなく希望はかなわなかった。
隣の女子は前半のほとんどの時間を眠って過ごしていたのだった。
8人位の女性が舞台にある椅子に座り、幕を掛けられてから、10秒位して、誰もいなくなった。
アガサ・クリスティの「そして、誰もいなくなった」は、一人づつ消えたけれど、これは全員が一緒に消えたのだった。
何処に消えたのだろうか?
隣の女子が席に戻ったら、聞いてみようと思ったが、終に戻る事は無かった。
不思議だった。。。。。。
種も仕掛けもあるわけだから、知りたいけれど、そんな事よりもショーに酔ってしまい、楽しめたから充分だと思った。
世界中で一番チケットの売り上げが多いのは、マドンナを抜いてデビッドだというのも、納得出来る。
デビッドはロシア系ユダヤ人で、堀の深いハンサムないい男だった。