ブログトップ

海の上のピアニスト

sea1900.exblog.jp

力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

さよなら

久しぶりに手紙を書きます。

昨日は朝からからっとした風のある日でした。
こういう風に、このあたりは冬を迎えて行きます。



朝10時に、貴方の家が火事で全焼したと友人が教えてくれました。
友人は貴方のママが消防署の人と、興奮して話しているのを聞いたのです。
だから、貴方のママは無事でした。

友人は、近くの駐車場に車を止めて、貴方を探しに庭に入りましたが、貴方の姿は見つかりませんでした。
私はそれから少しして、貴方を見つけに行きましたが、そこで警察の人から聞いた言葉に愕然としました。
既に貴方は2階で亡くなっていたのでした。

ママとは昨日は会えませんでしたが、1週間位前に、電話でお話したばかり。
オックスフォード大学への留学経験もあり、来年には、また他県の大学での仕事に就くと言って喜んでいましたっけ!

貴方は、すぐ裏のママのお姉さんの家で暮らす予定だったのですね。

貴方と最後に会ったのは、ひと月前になりますね。
百科事典を背中に乗せられる程に太って、ゆったりと幸せな時を過ごしていた姿が忘れられません。

ママは、夫を亡くし、高校生だった娘を亡くし、そして、娘が大切にしていた貴方を、
昨日は亡くしてしまった。

余りにも可愛そうで、言葉が出ません。
何度も<さよなら>を言わなければならない運命は、何故なのでしょう?

私は一日クラクラとしていました。
突然の悲報に、<さよなら>という言葉は余りにも、真っ白に聞こえてならないのです。
けれど、<さよなら>という言葉しか浮かばない・・・・・・・・・・・



私の脳裏に刻まれた、貴方の姿はいつまでもかわいらしくて、唯、それが辛いのです。
心の中では永遠に生きている、けれど、それが辛いのです。



         6歳を迎えたゴールデンレトリーバーのリンちゃんへ

                                       
[PR]
by sea1900 | 2006-12-04 01:31 | 手紙