かぐや姫
では、どうして嫌いなのかと言うと、嘘付きは、嘘で自分をガードする事しか出来ないからだ。
そして、どんどんと自分を小さな嘘の世界に閉じ込めていくので、小さなちっぽけな、自己顕示だけは誰にも負けない生き物に変化していくので、とても、全うな人間としては考えられなくなるのだ。
こんな奴とは、縁を切る。。。。。と、現状では、これしか方法が無い。
人は、本や映画、人から聞いた話を元に、疑似体験を通して考え、学ぶ事が多いと思う。
全ての事柄を体験するのは、ありえない訳で・・・・
私は、嘘付きの悪さを、自分に降りかかった事柄から学んだ。
思えば、嘘つきは、虚栄からの手段かも知れない。
見栄っ張りは、自分を結果的に、滅ぼしかねないのだ。
私は、今では、人間には善人と悪人の2通りしか存在しないのだと、固く信じている。
昔、私が遭遇した嘘を付く悪人は、現在30代の女性だ。
国立大学を卒業している才女なのだが、私は女性Yに度々、嘘を付かれ、その度に、心が暗くなったのだった。そして、私に生まれた疑惑の視線は、Yを許さなかった。
世の中の人間は、善人と悪人と言った所で、善人の方が遥かに多いはず。
そうでなければ、世の中はもっと悪くなっているだろう。
不幸が自分の身に降りかかった時に、初めて、実感する苦い経験は、その後の私を、少し慎重にしている。
ところで、私が勉強を見ている中学生が見せてくれたプリントは、<かぐや姫>についてのテストだったのだ。
かぐや姫に求婚する5人の貴公子
<石つくりの皇子>
仏の御石の鉢・・・・・・・インドに行くふりをして、近くの山に隠れていた。山で拾った石の鉢を持って来て、姫に差し出した。 姫が見ると光るはずの物が光らないので、偽者と解ってしまう。
<くらもちの皇子>
蓬莱の玉の枝・・・・・・・・蓬莱山に行くふりをして、近くの島に降り、そこで、偽者を作らせ、かぐ や姫に差し出す。そこへ細工師が来て、代金を請求したので、嘘が解ってしまった。
<右大臣あべのみむらじ>
火ねずみの皮ごろも・・・大金を投入して、中国の商人から買い寄せる。いかにも本物らしいので、喜んでかぐや姫の所に持って行く。
かぐや姫が、それを火に燃やしてみると、メラメラと燃えてしまったので、偽者と解ってしまった。
<大納言大伴のみゆき>
竜の首の玉・・・・・・・・・・船で沖に探しに行くと、大嵐になる。船が揺れて、沈みそうになり、命からがら帰ってくる。
<中納言いそのかみのまろたり>
つばめの子安貝・・・・・・高い屋根の上に取りに行き、手探りでそれらしき物をつかみ、いざ、降 りようとした時、逆さまに墜落する。手の中を見ると、それは つばめのフンであった。
嘘つきは、昔から<悪>として書かれているが、滑稽な存在でもある。
それにしても、今時の学校のプリントや、教科書等にイラストが多いのには、時代の変遷を感じるけれど、楽しいのも事実。
でも、石つくりの皇子は、眼そうな顔で、コックりさんの皇子
くらもちの皇子はハンサム君。
右大臣あべのみむらじは、調子が良さそうで、あべ大臣。
大納言大伴のみゆきは、DEBU。
中納言いそのかみのまろたりは、イカのカマキリ。
こんな風に覚えてしまわないのだろうか?
なにせ、すぐに影響を受ける中学生だから、危ない、危ない!!!
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