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海の上のピアニスト

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『ワールド・トレード・センター』

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オリバー・ストーン監督は、1946年生まれでベトナム戦争の帰還兵だ。
帰還してからの10年間は、幻聴や頭痛に悩まされたと言う。そして、作品はと言うと、ベトナム戦争が人間に与えた影響を描いた作品が多い。

『7月4日に生まれて』や『プラトーン』で見せた、アカデミー賞受賞という社会派の作品に対して、今回の映画は、アメリカ社会をごく普通に支えている普通の家族の愛を描いている。

監督は、「あの日、アメリカが一つになり、世界が支えてくれたことを忘れてはいけない。」と語り世界を支えているのは、ごく普通に生きている人である事も伝えている。
バラバラだった人の心を、一つの線で繋げ、自らの危険に身を置いても、人を助ける姿勢には、人間本来の姿を再確認出来て、ホッとするものが込み上げたのだった。

監督が家族愛を描こうとしたのは、加齢のせいなのだろうか?


9・11の後、ニューヨークでは、救助隊に無料で食事を提供したレストランがある一方で、飲料水を求めてきた救助隊に、請求書を突きつけたスタバーはその後で、勿論非難を浴びた。
これらの事実だって、こんな事でもない限り、表面には現れなかっただろう。

また、3,4年経ったこの日に、ゴルフに出かけようとした夫を止めようと、喧嘩になり、離婚に至った芸能人もいた。ニューヨークに住んでいれば、この日を安息日として大切に思う事は当たり前だろう。

そして、消え去ったビルの中で働いた災害救助犬は、その後,全頭が失明している。
それ程、すごい粉塵だったと言う事だ。

9.11は、アメリカ人にとっては、安息日であり、心を一つにする日なのだ。
荒廃してしまった現在のアメリカが、古き良き時代のアメリカに戻ったように、9.11はスタートの日となった。
それ故、この映画は、メモリーとしての価値はあると思う。


ニコラス・ケイジの眼だけの演技は、説得力があって、それは俳優としての幅を広げた結果だろう。
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それにしても、左から、ウィル・ヒメノ役のマイケル・ペーニャ。
         次はウィル・ヒメノ御本人。
         ジョン・マクローソン役のニコラス・ケイジ。
         御本人のジョン・マクローソン。
と、よく似ている。

撮影にもリアルさを優先させたと言うが、俳優も似ていた。




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by sea1900 | 2006-10-08 01:30 | 映画