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海の上のピアニスト

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『フォーエバー・タンゴ』


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1999年、ブロードウェイでの成功を経て、初来日。
あれから7年、ブロードウェイや、世界各地で更なる喝采を浴びているフォーエバー・タンゴ。

3年ぶりに、日本に戻り、3日間の公演、名古屋と神戸と、合わせても6公演しかしないので、昨日は急いで出かけた。

アルゼンチン・タンゴの旋律は、ヨーロッパからの移民達に付きまとった、故郷への郷愁と寂しさをバックに生まれていると言うが、哀愁のある表情がそれを現している。

内なる情熱(パッション)をタイプの違うダンサー達が、踊り方も変えて、披露してくれた。

なめる様に歩き、音ひとつ立たない。そして、双眼鏡で見た表情は、完全に音楽の中に浸っている。

タンゴの曲には、バンドネオン(アコーディオン)の音色が欠かせなくて、重要だ。哀愁を帯びた音色だからだ。
昨日は、4人がバンドネオンで、他にはピアノ、ヴァイオリン、チェロが2人だった。双眼鏡で見ていたら、ピアノもタッチが非常に早かった。

鍛えられてしまった身体の美しさは勿論の事、男女共に長身でかっこよい。ドレスも、スーツも彼らの為にあるんじゃないだろうか?
男女2人ずつが踊り相手のカップルになっているが、踊っている間は、恋しているんだと思う。
そうでなければ、あんなにまつわりつく踊りは出来ないだろう。
伝統と自由の一本の線上に、抑制とエロスを限りなく展開し、緊張と自由を重ねている。
その対比が、演出の源になっているのだろう。
男と女の恋の駆け引きが、全ての踊りにあると思うが、男の求愛に対して、女の足の動きが答えていて、もう、見事としか言えない早いステップを繰り返す。
すると、男の足も応えて、ステップを踏む。
この駆け引きが面白い。

腰と足をたくみに使った踊りで、言葉はいらない。。。。

言葉で、あの動きは説明出来ないが、『この世の物とは思えない』程の美しさだった。
そして、ユーモラスなシーンがあって、またまた、これが巧い。

<フラメンコなんか問題じゃない>と、何人かが言うが、なるほどとうなずける。
情熱がはじける踊りで、魅了された。

ブラピを濃くしたような若い男が、おどけて踊っていて、これも良かったが、ほとんどの男は、中年で、その歳でなければ、出せない良さを出していた。薄っぺらではない良さは、その人の重みから来るものだ。

今度はいつ、会えるかな~



*   *   *
ちなみに、当日券で、前から11番目の席だった。チケットぴあだと、もっと良くない席だった可能性もあり、解からない物だと思った。

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by sea1900 | 2006-05-23 02:11 | 現在