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海の上のピアニスト

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『スリーパーズ』


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19995年に<ニューヨーク・デイリー・ニュース>の元記者ロレンゾ・カルカテラが書いたこの作品が発表されると、全米が内容の凄まじさに、震撼したそうだ。
ロレンゾの体験に基づく実話だとされるショッキングな内容に信憑性が問われたのだと言う。

60年代のマンハッタンのヘルズ・キッチン(悪魔の台所)と呼ばれたスラムで暮す4人の少年が、イタズラが元で、傷害事件を起こしてしまい、少年院に送られてしまう。

そこでは、無力な少年達は、レイプされたり、暴行を受けたりして、地獄に日々を送る事に成ってしまう。
非力だよね!こういうのは。日本でも問題に成っているけれど、闇の中の出来事だから、別世界となっている現実に、愕然となった。ましてや、子供なのだから、その後の人生に大きな影響、大きな暗闇を引きずる事は明白だ。

失院した4人の内、2人はギャングになり、院で看守だった男を殺してしまう。
これをケビン・ベーコンが演じていて、非常に憎っいたらしい。正にはまり役と言える。(この後見たケビン主演の映画では、其のイメージを引きずってしまい、感情移入がしずらかったという思い出がある。)

ここで、裁判となり、残りの2人が新聞記者と検事に成って登場。
彼らを救い、他の元看守達にも復讐を果たそうと計画を立てる。
そして、裁判になった時に、どういう風に復讐していくかが、テーマとなっている。


60年代のスラムの青春の姿がリアルに描かれていて、少年達の会話も面白い。

「3バカ大将は、天才なのか?それとも殴りあうしか脳の無いアホなのか?」なんて言うのもあった。
子供時代は、大人に成ってからよりも、遊ぶ時間はあっても、自由ではない。
子供時代の例えば、1年と言う期間は、大人のひと月位にしか相当しないのだと思う。
そして、最初に教え込まれた事柄が、インプットされ、トラウマとなり、抜け出せない。

だから、大切な時なのだと思う。

検事補に、ブラッド・ピット、弁護士をダスティン・ホフマン、ロバート・デ・ニーロが牧師役、
パトリック・スエィジというすごい俳優達が演じている。これだけの俳優を使った監督の力の入れようが伝わる作品で、4人の元、少年達の友情を超えた結束を思った。
忌まわしい過去を清算する為には、復讐しかなかったという現実を思うと、悲しくもあるが、復讐も必要だと思う。
また、俳優達の迫力に負けないストーリーの流れには、驚いた。


音楽はジョン・ウイリアムズで、シンセサイザーとオーケストラを上手くブレンドしている。

なぜか、心に残る映画だった。



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by sea1900 | 2006-05-20 14:28 | 映画