ブログトップ

海の上のピアニスト

sea1900.exblog.jp

力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

『奇子』 手塚治虫


d0063550_1550677.jpg


私がブログの方でリンクしている人のページに、好きな本として、『奇子』(あやこ)があって、ずうっと気に成っていた。
チャンスはやってくるもので、この間、約100冊の本をbook offに持って行った時に、カウンターごしに、入荷されたばかりの『奇子』の上下があったのだ。
今日はPCを使う仕事をしていて、以外にも時間がかかり、飽き飽きしたので、そっと読み始めた。

手塚治虫の作品は、文部省推薦ランクな物が多いと思っていたのに、之は異質と言えるだろう。
戦後間もない頃の、東北の田舎にある旧家の農地解放後の姿や近親相姦、殺人などが絡んだ、非常にダークな物だった。
奇子の姿は、ダークな中では、最も核をついている。表面的な話だけを考えると、手塚治虫は戦争がもたらした日本の姿を書き留めておきたかったのだと思った。
 リンクしている人の好みを思うと、なるほどと思う。

人形の先生S氏と、戦争の話をした時に、
「もしも、日本が勝っていたら軍が強くなって、如何しようも無かった」と、S氏のお母さんは話すと言う。
「戦争は勝つ事に意味がある。」と、私の父は言っていたが、もしかしたら、強力な軍治国家が出来上がっていたかと思うと、やはり、これで、良かったのだと思う。(思うしかないだろうって!)



→クリック御願いします。
[PR]
by sea1900 | 2006-05-16 01:17 | 人間