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海の上のピアニスト

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プリーツ・プリーツ



先週、私はプリーツ・プリーツの服を買った。プリーツ・プリーツは、三宅一生が特許を取ったポリエステルの生地を使って作られた服で、プリーツが微妙に動く人の体に反応して、不思議なラインを作り出しているし、化学繊維なので、発色が良い。
年上の友人が、プリーツ・プリーツの大ファンで、既に200枚以上を溜め込んでいて、組み合わせが自由なので、あれとこれ、あっちとこっちと、全く自由に決められるので、応用が利く点が良い。友人はプロポーションが綺麗なので、プリーツが綺麗に伸びて、体をラセンが巻いているような感じに成っている。
それを見る度に、私には無理だと思っていたのだけれど、ふらりと入ったプリーツの店で試着したら、何とぴったり!自己満足だった。自分に似合うカラーは決まっているので、その色を中心にして、更にコーディネートを続けて、何枚かを買った。法事にも、着られると思い、黒の上下も買ったけれど、これは、今思うと、黒と言っても、余りにも目立ちすぎるようだ。それに、おばから「見てると、眼が回りそうだ!」と言われそう!なので、上下を別にして、着るしかない。
紺色が主体で、黄色やオレンジのぼかしが入っているプリントのカーディガンとパンツのセットを、家に帰ってから着て見ていたら、来ていた親戚の子供が、「ヒェーッ!如何したの?」と、引いてしまった。

良く見ると、ホステスの様な、ホストの様な、派手な人になっていた。
それで、一昨日は、このカーディガンに黒いパンツなら目立たないと思い、その格好で、表参道の夜道を歩いていたら、向こうから、魔法使いの様なおばあさんがやって来たのだった。こういう時には、何か感じる物で、おばあさんは、赤い帽子をカブって猫背だったけれど、何かちょっと、怪しげな雰囲気だった。
春だからね~!

そして、アッと気が付くと、何とおばあさんが着ていたのは、私と同じカーディガンだった
のだ。私のよりも、長めに出来ていたので、少し重そうだったけれど、正しく、同じプリーツ・プリーツの同じプリントのシリーズだった。

同じ服を、自分よりもカッコ良く着ている人を見るのは、同じショックでも、触発されるけれど、如何見ても、不思議な雰囲気の人の、不思議な着こなしを見てしまうと、ショックなんて物じゃない!
おばあさんは、どこに向っていたのだろうか?(と、別に関係ないけれど)
森の奥深くにある、ログハウスの様な気がするけれど、そんな物、あの辺りには無いのだから、きっと、青山墓地だろうか?

昔から天然繊維の服の好きな私が、こうしてポリエステル素材の服を着るようになったのは、合理性を求める歳のせいなのだろうか?洗濯も洗濯機で出来るし、すぐに乾き、虫も付かない。そして、鮮やかなお色。。。。旅行に最適。
どうも、昔、敬遠していたポリエステルのプリントの服は、身近になったようだ。
例え、三宅一生でも、ポリエステルには変わりないので、私も「ポリプリ軍団」の正会員になったようだ。



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by sea1900 | 2006-05-07 00:08 | 人間

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