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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

『レンズを通して見たこと考えたこと』

昨夜は、フォトジャーナリストの大石芳野さんによる<写真をまじえて世界各地での体験を語る>を聞いた。
日大カザルスホールは、明治大学のすぐ前にあり、綺麗なホールだった。

大石さんは、イメージよりも明るくて、綺麗な女性で、ちょっとユーモアがあった。
世界各地での、明るい顔ばかりではなくて、涙のある顔を撮り続けているが、タリバン政権下にだけは、行かなかったそうだ。一番、危険だと感じた為だろう。

昭和42年に日大の芸術学部の写真学科を卒業しているので、今回の日大春期公開講座の記念講演会の講師となったのだろう。

シャッターを押す瞬間は、無意識に呼吸が止まっているが、そうした中で、鼓動を感じながらも静止した一枚の写真の、人間の眼への働きかけは、大きい物だ。

最初の30分間を休み無く話し続け、勢力的で、前向きなパワーを感じた。前向きでなければ、世界各地に赴く事は不可能だし、カンボジアの難民キャンプやコソボ、アフガニスタン,ベトナムなどで、カメラを向ける事は、出来ない。

20年前の4月26日には、チェルノブイリ原発事故もあり、大石さんが、同じ日に講演したのも、何か繋がっていたように思う。

最後にしつこく質問を繰返す男性が出現したが、さらりと上手くまとめていて、こんな時には、その人の人間性が見える物なのだけれど、なるほどと頷かせてくれた。
人間を相手に仕事をしているのだから、当たり前でもあるけれど、なかなかの対応ぶりに、最後まで、失望と言う文字が無かった。

人は何か、産まれ落ちた瞬間から、世の中に貢献する宿命を背負っているのだとしたら、大石さんは、一枚の写真を以って、世界中の人間に訴えかけると言うボランティア的な宿命を背負っているのだと思う。まだ、女性カメラマンが少なかった時代の先駆けとして、その役割を担っていたのだから、尊敬してしまう。

久しぶりに観たこの辺りは、昔の楽しさを思い出させてくれた。
岩波ホール、また来なければ・・・・・



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by sea1900 | 2006-04-27 00:39 | 人間