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海の上のピアニスト

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『ライフ・イズ・ビューティフル』


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99年アカデミー賞3部門受賞
主演男優賞/外国語映画賞/作曲賞(ドラマ部門)


 カンヌ映画祭で審査員グランプリを受賞し、世界各国ですでに47部門の賞に輝いた感動作、『ライフ・イズ・ビューティフル』。アカデミー賞では、イタリア映画でありながら、外国語映画賞の枠を越え作品賞を含む主要7部門にノミネートされ、見事3部門で受賞を果たした。
 
人生はいつどうなるのか、誰にも解らないもので、
1939年。ユダヤ系イタリア人のグイドは、トスカーナのある街にやって来た。そこで彼は小学校教師のドーラに恋をして結ばれる。そしてやっと、息子を交えた親子3人の幸福な家庭を築く事が出来たのに、戦争の色が濃くなり、幸せだった家族には強制収容所行きの過酷な運命がやって来る。絶望と死の恐怖に支配された世界を目の前にして、グイドは家族を守るため、ある“嘘”を思いつく--。


「イタリアの宝」ロベルト・ベニーニの才能がすばらしい。

 監督・脚本・主演の3役を兼ねたロベルト・ベニーニは、悲惨な現実を息子には、世界一温かい嘘をもって語る。

嘘も方便、嘘もこんなに子供の心を暖かくしている。
 また、グイドの妻ドーラに扮しているのは、実生活でも彼の妻だった。


悲惨な戦争を語った映画は数知れなくあるけれど、ましてやアウシュビッツのユダヤ人
の話と言うと、悲惨以外の何事でもなかったと思う。

多くのユダヤ人が死んでいったのは、栄養失調もあるが、アウシュビッツから生還して
英国で暮らす女性はTVで、「「希望」がなくなると、人は死んでしまう。絶望が、ユダヤ人
を殺した。」と語っていた。

ロベルト・ベニーニ扮するグイドは、「収容所はゲームなんだよ!」と息子に信じ込ませる。
「しゃべったり、泣いたりしたら減点、1000点取ったら、ごほうびに戦車に乗れる」と言う。


同じ時期に、「シンドラーのリスト」が出来たが、真実を再現してドラマ風に仕立て直した
話は、良かったけれど、誰でも思いつくもので、ロベルトのように,ファンタジーの如く
話を転換して映画に仕立てる事は、かなり難しいと思える。

悲惨な現実を、ファンタジーに変えることすら、タブーだと思えてしまうのに、
戦争を愛をもって語ろうとしたロベルトは、只者ではない。



当時、私はWOWWOWで、アカデミー賞の授賞式を見ていた。

ロベルトは大喜びで感激を声に変えていた。


「生きる事は、幸せは心が決める!」と実証してくれた作品で、すばらしい。



男の子は、最後には救いの『戦車』に乗っている。
それは、最後までゲームだと信じて事の結果であった事は、言うまでもない。






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by sea1900 | 2006-01-11 15:59 | 映画