絹
先週、絹についてアトリエの先生と話した。
例えば、絹のネクタイ、絹の着物、絹のスカーフ等は、絹の持つ長所
が生かされている。
絹のネクタイの結び目が小さくきゅっとなるのも、絹ならではの事だし、
成人式には、現在では、レンタルが多いと思うが、これはポリエステルが
主流と成っている。
ところが、化学繊維では、発色がハマナカの毛糸の様に、はっきりと
していて、奥行のない色彩になってしまう。
スカーフも一枚で、かなり暖かいし、首との相性も良い。
全ては、天然繊維の良さなのだろう。
ところで、大昔、親戚の家には、太平洋戦争中に、河原に降り立った
パラシュートのヒモがあり、それは絹だった。
今のようにナイロンやポリエステルがなかったのだから、丈夫さを考えると
絹しかなかったのだ。
パラシュートのリサイクルとして、絹のヒモを解き、細い糸にして編み物に
利用していた。
パラシュートに守られていたのが、どこの国の人間なのかは、知らない。
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