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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

ニューシネマ パラダイス

現在のローマ。
有名な映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)
は、アルフレード(フィリップ・ノワレ)が死んだと言う電話を受けた。
シチリアの村での少年時代に、トトと呼ばれた彼は、映画好きの少年で、
映画館パラダイスの映写技師のアルフレードと仲良しだった。
まだ、フィルムが難燃性ではない時代の、貧しくも心豊かな時代。
映画館が焼けてしまい、トトはアルフレードを救出するも、アルフレード
は、失明してしまう。
彼の代わりに映写技師となるトトに、アルフレードはトトの映画への
才能を見出す。
青年になったトトは、エレナと恋に落ちるが、エレナの家は、この恋に
反対する。
約束の時間に現れなかったエレン、あれから30年経った今も
忘れられずに、女性不信のように固まっているサルヴァトーレ。

故郷で、子供のいるエレナと30年前の思い出を話してサルヴァトーレは驚いた。
『禁じられた遊び』で、全世界に知れ渡ったブリジット・フォセーがエレン役
なのだが、普通の人になっていた。


そして、アルフレードのトトへの期待を知って、自分を大切に思ってくれた
彼への思いで、熱くなる。すでに、荒れ果てたパラダイス館で、
アルフレードの形見のフィルムを写してみると、キス、キス、キス、キス、
キス、キス・・・・
それは、当時禁止されていたキスシーンを繋いだ物だった。
キスはこんなにもステキだった!
(観て頂戴!!)

このシーン、音楽が素晴らしい。音楽は、アンドレア・モリコーネと
エンニオ・モリコーネ。
サルヴァトーレの表情は、30年を乗り越えて、無邪気な少年時代に戻る。
涙が流れて、アルフレードの映画への思い、自分への愛を確認できた。

30年経てようやく、理解できた事は、更に、彼の映画への愛を
深い物としたと思う。

全世界の映画ファンに、監督は、溢れる愛を下さった。
この愛にも感謝したい。

イタリア映画は、心にぐっと来る物が多い。
イタリア人の気質なのか?イタリア人の映画への愛なのか?
どちらにしても、大きな愛を持って生きている証拠だと思った。

私の心に残る一作だ。嬉しくて涙がこぼれた。
映画って、こんなにも素晴らしいのはなぜ?
きっと、私はこれから30年経ても思い続けるだろう!
名作中の名作とは、愛を語ったら、語りつくせない程の愛を持って、
語ってくれる物と信じている。

古い時代、村に一軒しかない映画館、娯楽は映画だけ、

でも、皆がしあわせだった。

今と全く違うのに、幸せだった。

監督、貴方は29歳と言う若さで、名作を作ってくれた。
きっと、幸せな人だ!


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by sea1900 | 2005-12-09 12:01 | 映画