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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

ラブレター


駅の通りにある居酒屋の前を通ると、一つの話を思い出す。
それは、友人の女性Tが話してくれた物語だった。

友人が中学生の時に、クラスに好きで好きで、たまらない男子
が出来たそうだ。
活気に溢れた友人は、夜に、丁寧な文字でラブレターを書いて
その思いを伝えようとした。
下書きもしたそうだから、本格的だったと思う。

そして、次の日に渡した。

ところが、一週間もたつと、熱い思いはどこかへ消えてなくなってしまった。
それどころか、むしろ、嫌いになっていた。

これは、恋に恋し、恋している自分に恋していたのだと思う。

気になったのは、当時の思い入れのあるラブレターで、Tは、
「もう、好きじゃなくなったから、手紙を返してよ!」と言った。

驚いた男子は「貰ったのは、僕だから、僕の物だ!一度、
人にあげたのだから、もう、僕の自由だ」と怒ったそうだ。


こんな事があってから、随分と経ち、男子は駅の通りで居酒屋をやっている。

Tは、大昔のこの話をいつ、きりだされるかと 、ハラハラしながら、店の
カウンターに座った。
結局、男子はその話題には、ついに触れなかったそうだ。
おそらく、忘れているのだろう。

私は、Tからこの話を聞いた時に、<Tらしい!>と思ったが、
実は、自分も同じ事をやっていた事に気づいた。

私も黙って入られないタイプで、Tに通じる所がある。

人にあげた物は、もう自分の物ではないけれど、複雑だなー
手紙って!



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by sea1900 | 2005-11-23 01:09 | 男と女