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海の上のピアニスト

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『冷静と情熱の間』



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イタリア続きで・・・・・
フィレンツェが一杯の『冷静と情熱の間』

ストーリー   

美術絵画の修復士を目指す順正(竹野内豊)はフィレンツェのアトリエで、
修復の修行をしている。
そばには、活発な芽実という恋人がいるが、彼の心の中には、かつて愛した
一人の女性の存在を忘れる事が出来ずに、空虚な穴が開いていた。

学生時代に、お互いに全てを分かり合えた女性、あおいは、香港からの
留学生で、常に、冷静で聡明なのだが、心の奥には、熱い情熱を秘めて、
愛する事は孤独だと教えてくれた。

そんな中、順正はあおいがミラノにいる事を知り、会いに行く。

しかし、あおいは金持ちのアメリカ人の実業家の恋人、マーヴと暮らしていて
何不自由ない生活を送っていた。
もはや、順正の入り込める余地はなかった。


そして、事件が起こる。
修復していた絵画が無残にも、切り裂かれていたのだった。
意外な犯人と動機。

帰国した順正は、10年前の約束を思い出す。

それは、<あおいの30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオモのクーボラで、
待ち合わせる。>という物だった。

その約束の為に、再びイタリアへと旅立つ。

どうしても、深く愛しているあおいへの、愛を確認したかったのだ。
順正はドゥオモで待つ。



      *      *      *     *      *

絵画の修復士という、イタリアらしい職業の様子や、フィレンツェの風景が
エンヤの曲と重なり、解りやすい展開のストーリーが、よくある話とは
思えない程に、高められていた。



マーヴとの生活を送るあおいのクールさに、よくいる女を感じるし、女性よりも
男性の方が、純粋な愛を持って生きるのだと思った。


なぜ、男は引き止めてくれないのか?
なぜ、女は引き止めて欲しいと言わないのか?

男女双方の視点から考えると、違いを感じるが、
刹那さがいつまでも続き、女と男の間の、望みたくない空間を感じた。


この映画を見た当時、私は竹野内豊のファンだった。
それで、余計に観たかった映画だったが、ケリー・チャンが強そうで
「竹野内君、がんばれ!」と声をかけたくなった。

10年間も相手を待つ。という事を竹野内豊は、「自分だったら、無理だ!」
と語っていた。
順正もあおいも、お手軽な恋人を持ちながらも、思い出に浸ってしまう。
だったら、お手軽な恋人なんか持たなくても良いはずだと思う。
イージーな恋愛を重ねたとしても、心が満たされるはずもない。
2人とも、弱いのだと思うし、そして、男と女なのだと思う。



10年間は、後にして思うと短いが、先が見えないと思うと、永い。

先が見えないから、可能性に賭けたいと思うのも、納得できる。

フィレンツェが舞台の映画「わが青春のフローレンス」では、
ラストに、主役のオッタビア・ピッコロが、涙する。

その涙と、順正とあおいの涙が重なり、エンヤの曲が切なく包み込んでいた。

イタリア行きがはやったのも、うなずける映画だった。


(ドウォモは、これから数十年間の修復期間に入るようだ。
何とも、永い修復期間なのだな~)





→ドウォモに上って観たいと思う方は、クリック御願いします
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by sea1900 | 2005-11-20 22:33 | 映画