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海の上のピアニスト

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「8㎜」

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製作年度 1999年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 123分      
監督 ジョエル・シューマカー
脚本 アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
音楽 マイケル・ダナ
ニコラス・ケイジ 、ホアキン・フェニックス


私立探偵のトムは、大富豪の未亡人から依頼を受ける。
それは、亡き夫の金庫にしまわれていた一本のテープだった。

そこに、映っていた物は、少女の殺人の様子で、眼を覆いたくなる物。
しかし、これが本当の殺人(スナッフ)なのか、演技なのかは、解らない。

調査を進める内に、トムは、ハリウッドの裏側のアンダーグラウンドに
たどり着く。
そして、そこにあるのは、ダークな世界だった。

「セブン」と同じ脚本家に依る猟奇サスペンス。


犯人が、実は普通の生活を送る、普通の人だったら、余計に驚くだろう。
人の心の中に住む「善」と「悪」。

その境界は、たった一枚の紙だとしたら・・・・
一枚の紙の表裏にあり、いつでも、それが裏返ったりしたら、実に怖い物だ。
しかし、それも現実だろう。


映画には「観てよかった!」と思う物と、決してそうではない物とがある。
この作品は、観て、恐怖を知る事に成り、後味は最悪だった。

しかし、こんな世界を、映画の世界だけの限定で知るのなら、
大人ならば必要だと思う。
私のように、のんきに生きている人間には、刺激的でもあった。


例えば、総合失調症の場合を思うと、そう状態とうつ状態がある。
根本的に直す事が出来ないので、疲れないように、脳を眠らせるしか
無いのが、現状だろう。

それは、直す事では無いけれど、他に道が無いのだ。

そう思うと、人の心の中の「悪」は、完全には消去出来ない。
ただ、「善」を持って、カバーするしかないのでは、ないか?


「一見、善人と映る人間が悪人だった!」と言う事は、悪人が多いという
事でもある。


未亡人は、この中では、いたたまれない存在だ。
悪人と何十年も、夫婦でいたのだから、最高の、被害者だと思う。


お金で何でも買えて、命までも買える世界への憂いや、
「恐怖」が実は、人の欲望から生まれている事の警告にも聞こえた。


しかし、ホアキン・フェニックスは、美男子ではない顔を、上手く使い
この中でも、良い味を出していた。
 完全に、ニコラス・ケイジを食っていたと思う。


潜在意識の中にある「善」と「悪」を嫌が上にも、引き出さずには
いられなくなった「8㎜」は猟奇サスペンスに留まらず、
心理サスペンスだった。




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by sea1900 | 2005-11-16 01:40 | 映画