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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

内藤明美さんのリサイタル

夜の7時から、内藤明美さんのリサイタルがあった。
内藤さんが歌う事を、<演奏>と言うが、如何して<演奏>と成るのかを
調べていた。
人間の声は、楽器とは違うのだから、<歌う>と言う表現には成らないの
だろうか?
よく解らない。

前半の曲に比べて、後半は力強かったと思う。

声楽家は、一つ一つの言葉を大切に表現して歌っている。
それは、まるで、言葉を生き返らせるように聞こえる。

昔、ある楽器に携わる人が「どんな楽器よりも、声は素晴らしい!」と私に
語ったが、成る程、本当に声は宝でもある。

ところで、私は、花をこういう時に上げるのが好きなのだが、ただ上げるとい
うのは、受け取る人の事を考えないと、非常に迷惑な話になる。

その日の衣装の色や、雰囲気に花が合わないと、主役を引き立たせる所か、
主役のイメージダウンにも繋がる物だ。

花はあくまでも、主役ではなくて、主役を引き立たせる為の物なのだ。

だから、私は花を上げる時には、細心の注意をするし、パッケージもセンスよく
してくれない花屋を選ぶような事はしない。
 
今夜の場合は、花を用意するのは、物理的に無理な事が大きいが、
付け足すとしたら内藤さんのイメージが沸かなかった事だろう。

まして、ワインなんか、イメージも無い物。

もしも、今日の内藤さんに相応しいとしたら、最後の赤いドレスに合う
白い薔薇の5,60本位の花束ではないだろうか?

それも、力強い雰囲気にして!
白い薔薇は、本数が多いと、迫力が出る物だ。
赤や黄色では、出ない迫力は、おそらく白というカラーから発散されている。


ところで、六つの中世の愛の歌から、思ったのは、中世には、イタリアの
カストラートなども出現したが、なぜ、イタリアは、歌が盛んだったのだろうか?

イタリアで、昔、オペレッタを見た事があったが、あの声の響きや声量は
どこから来るのだろうかと思う。

ドヴォルザークの「母が教え給いし歌」
きれいな伸びのある歌声が心に届いた。

内藤さんの最後の曲は、「島原の子守唄」で、日本語だが、声楽家が歌うと
悲惨な歌詞の内容が、きれいな旋律でまとめられてしまうのだと思った。


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by sea1900 | 2005-11-12 02:34 | 現在

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