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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

想像だけでは、解らない・・・・続き

Kはその後、海外青年協力隊でバヌアツに行った。
バヌアツを選んだのは、海があってダイビングが出来るという
理由からで、たまたま、この国で日本語を教える事になったのだった。


バヌアツでは家の鍵をかけなくても物騒ではない位、治安が良かった。
Kは2年間この地で、大した意欲のない子供に、日本語を教えて
飽きてしまったそうだ。
それよりも、この地で暮らす日本人との人間関係に疲れて、いらだっていた。

海外青年協力隊のメンバーの中には、希望に燃えて来ている人ばかりでは
なくて、日本での借金から逃れる為に海外に、体よく逃げる人もいたそうだ。
だから、どこでも生きている限り、人間関係の悩みは尽きないのだ。



この時代には、私は仕事で忙しく神戸に行く事が多かった。
それで、遠い国で生きるKを忘れていた。

帰国後、有楽町で会った時に、Kはブランド物のスーツやコートを全て
やめて、また学生に戻っていた。
今度は、法曹界を目指して勉強を始めていた。
元々、有名大学の法科卒だから、地盤が在ったと思うのだが、随分と違うようだった。
しかし、私が思っていたように、Kは思ったように受からない国家試験を
あきらめてまた、別の講習を受けて、その職についている。


初めて会った成田から、時間が経って今日に至るが、その時間を考えると
<人の人生はどうにでも変わる>と思えて成らない。

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どういう職に就いたとか、どういう暮らしをしているかとかは、私にとっては
大した問題ではない。
何を考え、どれだけの度量でどれだけの人達と暮らせるか、
また、勿論、お金に困らないようにするか。

私は一枚の名刺よりも、その人の口から出る言葉を信じる。
ブログという自己表現は、一つの形にしか過ぎないし、一つのメモリーでは
あるが、やはり、その人の歩く軌跡は何よりもかけがえのない物だろう。

永い期間を通して、つぶやいた愚痴とか、吐き出した言葉にその人の
本質や真実が、垣間見られるのではないかと思う土曜日の午後。

これから、DVDを観るか「春の雪」を観に行くかを考えている。





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by sea1900 | 2005-10-29 15:02 | 人間