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海の上のピアニスト

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「メゾン・ド・ヒミコ」からラストシーンを想う

le monde lunatiqueさんの「メゾン・ド・ヒミコ 深層意識のラブストーリー」
にコメントします。
難しい話は、全てlunatiqueさんにお任せして、私は感情論で
まとめたいと思います。

最近、映画から離れて、ラストシーンの幸せなみんなの姿が思い出さ
れます。
それを観ている細川の納得したいい顔も見逃せません。
この時の細川は、珍しく上司たる姿で、心から明るい沙織を見て、
「これでよかった!」と納得の笑みを見せます。

ルビィの入院、ヒミコと沙織の愛や死、細川との関係などを経て、成長
した沙織は、最後には、大好きな春彦への愛を選びました。

それは、春彦がゲイであって、沙織とはセックスレスでも、本当に好きな
事には変わりがないからです。
沙織はその事に気づいたのです。


だから、この話はハッピーエンドのラブストーリーです。
「雨降って,地固まる」の如く、すんなりときれいな話に仕上がっています。

恋愛において、普通、心と体の一致を望むでしょうが、考えれば、体の一致
よりも、心を通い合わせる事は、遥かに困難です。
体の一致が単なる肉欲であると言えても、心の一致は、奥深く「単なる心の
一致」とは言えません。

そう想うと、セックスレスでも問題がないのだと思います。
心からの笑顔は、心からの幸せが作り出します。

色々な感想を読みますと、沙織のこれからの人生が、沙織の母と同じように
成るのではないか?という文が気に成りました。
母の人生に、沙織の人生を重ねる事は、沙織の若さを考えると、無理があるし、
<転ばぬ先の杖>であって、不必要な思いであると思います。

愛の形を定義付ける事は、とても簡単で、それ以外を認めたくないという
先細りの考えからの物。
沙織と春彦の愛は、新しい形に生まれて育つのだろうと思える爽やかさに
包まれています。

全体的な流れも良くて、ノリの良いテンポ。

沙織は初めから、春彦が気に成る存在でした。
「欲望が欲しい!」と訴えた彼の真剣さや、したたかさを含めて、少しずつ
好きに成っていたのでしょう。理屈ぬきに引かれる想いが、沙織を
「メゾン・ド・ヒミコ」から、放さなかったのだと思います。




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by sea1900 | 2005-10-28 00:05 | 映画