花というオブジェ
友人は専業主婦で、家の中はいつもきちんとしている。
造花を作る趣味があって、赤いバラやカラーやその他の花が
所狭しと飾られている。
私は造花が嫌いなので、塗料を使ってまで、作る気が知れない。
好みの問題ではあるのだけれど・・・・・・・
昨日、東京から運んできた植物を全て、大きい植木鉢に植え替えた。
買ってきたパンジーも新しい鉢に植え替えた。
しかし、本来、私は土植えよりも、切花が好きだ。
切花は冬でも1週間しか持たないけれど、日一日と、変化するあわれが
たまらない。生きている物の宿命を感じるからだ。
人が心癒される物には、生きている生命力が必要だと思う。
自然やペットなど、どれをとっても、生きている。
その生命力から受け取る生命は、何にも変えがたい。
人は生きている物から、また命を頂いて、癒され生きる物なのだろう。
そう考えると、友人の家の造花からは、心癒される事はないのだけれど、
友人が焼いておいてくれたアーモンドケーキには、とても癒された。
(どこが、生きているのだろう)
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