口の中は、まっかっか!
グアム・サイパン・パラオ、ヤップ、と言った島国や、
タイ・ラオスなどの東南アジアでは、ビンロウジュの実に
石灰とタバコをはさんで噛んでいる人が多いと言う。
私はパラオで、良く見かけたがこの人達の口はまっかっか!
歩きながら、ペッペッペッとどこでもツバを掃くのだけれど、
それも、赤い。
ビンロウジュはマラヤ原産のヤシ科の植物で、果実は5cm位の
卵型で、成熟すると橙黄色になっている。
種子にはアルカイド・タンニン・タンニン・脂肪・カテキンなどを含んでいて、
噛む事により、唾液を分泌させる軽度の刺激作用をもつそうだ。
歯の磨耗や粘膜への刺激により、歯肉の破壊へ繋がる事になり、
口腔の健康を阻害する原因とされているらしいが、ビンロウジュが習慣化
されていると、なかなかやめられないだろう。
ある時、一回目のダイビングの後、無人島でこの時は、スタッフ共に
20人位の人がいた。お弁当を食べた後は、適当に時間をつぶして
休むのだけれど、前から不思議に思っていたこのビンロウジュを
スチx-ブンスに頼んで、分けてもらった。
そして、くちゃくちゃ噛んでみると、ボーっと陶酔した感じになった。
強い酒を一気に飲んだような感じで、フラフラ・・・・・
なかなか醒めないのだ。
2時間の休み時間はあっという間に終わり、準備して次のダイブポイント
に行く為にボートに乗らなくてはならない。
あせった!
そして、やっと現実に戻れたのだった。
ゆっくり出来る時なら、楽しめるかもしれない。
でも、自分の口の中が真っ赤になるのは、鏡でみたら気持ちが悪かった。
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