クラス会......人は変わる
何年もすると、顔の雰囲気は変わって、名前がおもい出だせない
人が何人かいた。
仲良かったKは同じテーブルの隣になったので、その他のおばさんとは、
ほとんど話しをしなかった。
それで、Kは昔はおとなしい優等生だったのに、ユーモアのきいた
話が上手になっていてお笑い系の様な可笑しさだった。
kは都内で損害保険の相談員をしていて、有名大卒の20代と一緒だ。
ところが、この20代男子は頭脳明晰なのに、客との交渉に年中切れていて、
落ち着かない様子。
仕事のセンスがないのだろう。
それでKは、ハラハラしていると言うが、余裕たっぷりに話すので、
そんな風には聞こえなかった。
何年か前の第一回目のクラス会の時に、Kは担任だった男の先生の姿を見て
がっくりしたという。
担任だった昔には、優秀な先生だと思っていたのに、この時には、
ただの酔っ払いのおじさんになっていたからだった。
この先生は、今年亡くなってしまったので、今日は追悼の意味もあったが、
私が覚えているのは、優秀どころか年中、舌の上に仁丹をなん粒か
置いていて、仁丹臭い事だけだった。
今思うと、仁丹で口臭か加齢臭を、ひたすら隠したかったのだと思う。
ところで、Kに「ブログにはまって寝るのが2時だよ!」と言うと、
会社の元同僚が、PCに夢中で毎晩、1時位まで使っていたら、
ある晩、「ウォーーーーッ!」と叫んで亡くなってしまったそうだ。
よほど、恐ろしい物でも観たのだろうか?
実際には、PC中毒症状(?)の死だったらしい。
それで、Kは言った。
「せめて12時半にした方がいいよ!」
なるべくそうしよう!
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