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海の上のピアニスト

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格(ごう)天井の家




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●二重折上げ格天井(ごうてんじょう)
 一番格式の高い部屋の天井仕上がりになります
 写真は、京都にある二条城で、上段といわれる一段上がった部分に合わせて二重折上げ格天井になっています


今ぐぐったらごう天井は格天井と書く事を初めて知った。

6年位前、私は隣町の家を訪ねた事があった。
仕事関係で訊ねたのだけど、教わった住所を頼りに車を走らせた。
高くも無い田舎に良くあるような山の中腹に立っていたその家の前に来て、
あれれ・・・・と思ってしまった。

これこそ、ヤクザ屋さんがお住まいなのではないだろうか?
と思われるようなスンバらしい和風住宅だった。
昔のお城のようなへいがあり、それも石を使っていたし、門も木製で
がっちりとしていた。恐る恐るチャイムを鳴らして、門から階段を上った。
駐車場は門の並びにあったと思う。ガレージもでかかった。

家の玄関まで階段が30段位はあって、この家の奥さんはトイレットペーパーや
ティッシュを買ってきた時に家まで運ぶのが大変だな~と同情してしまう。

玄関は広いし、玄関煮直結しているスペースも広い。
いつ、男衆が出てくるのかとヒヤヒヤ・・・・・
でも、この家の人は普通の人だった。
通されたのは、玄関から左手の和風の客間で、暗めの部屋だった。
2間続きで、なんと格天井のご立派な物で、時代劇の撮影さえ出来るような
部屋だった。
 一間はいろりがあって、10人位で飲んで食べての和風宴会が出来るし、
もう一間は何も無い畳の部屋だった。
この部屋には、幅が2m位の古風な茶箪笥があり、
私は褒めちぎって聞いてみると金沢だったか、北陸から取り寄せた物と
自慢げに言っていた。
この部屋と茶箪笥が見事に合っていて、それなりのセンスの良さだった。

応対してくれたのは、60代後半と思えるご夫婦で、会社の経営者。

この2間の先には、普段は使わない和風の風呂場があり、
庭を眺めながら入れるようになっていた。
お客用として作っただけのようだった。


商売柄、私はきっこさんじゃないけど、それなりに褒めちぎる癖がある。
それなりにって大変な事で、ちっとも可愛くない子供の事も
「子供らしくていいわ~~」とかこの家の家主にも
「お城のようで、普通の人では作れない素晴らしさがありますよね!」
なんて平気で、さりげなく口から出る。

人を気持ちよくする事はいい事だし、ほめられて悪い気の
する人はいないだろう。

この家を作った大工さんは腕がいいと思えた。
更に、格天井のますの中には、鳥と花の絵が見事に描かれていて、
これはかなり上手い人に書いてもらったのだと思えた。


さて、この部屋を出て、ダイニングルームに行くと、
普通の家庭のご飯を食べる
テーブルがあって、ここは普通の部屋だった。
仕事が終わり、トイレを借りた。


客間は素晴らしいのに、相撲のカレンダーが貼ってあるトイレは
1畳もない狭っ苦しさ。
そして、便器の掃除もしてなくて良く観たら、ウンコがこびりついていて
ウッ==!となった。

谷底に付き降ろされた気分だった。

結局の所、客間だけが素晴らしくて、他の所にはお金が
掛けてないような家で、掃除も行き届いていなかったのだ。

それなりにきれいに暮らしていないのは嫌いなので、
なんか幻滅した家だった。


そして、格天井よりもトイレの汚れが印象的な家だった。




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by sea1900 | 2005-09-21 10:12 | 住まい