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海の上のピアニスト

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竹取物語




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この《竹取物語》は昨日の出来事で、なかなか考えさせられる物語だ。

隣の家のおじいさんが2階にも届く程に伸びた自分の家の竹を、
よくTVショッピングで宣伝している伸びるはさみで切っていた。

このおじいさんの50歳位の長男が最近、入院したので
「どんな具合ですか?」と尋ねると、
内臓でも悪くなったのだと思っていたのにそうではなかった。

早く言えば、普段から精神分裂症で、最もこの名称はすでに古くて、
現在では総合失調症と言うんだけれど、それがひどくなって入院したのだった。

前にも書いた様に、私の回りにはこの病気のい人が何人かいるので、
そんなにビックリしないのだけれど、このおじいさんの話は
おかしかった。おかしいと言えるのは自分が正常だから判断できるわけで、
本人はおかしい事をしているとは思っていないのだ。

25歳位から引きこもって変になり、最近では近くの自販機で
ジュースを買っては飲んでいる姿を何度も目撃していた。
挨拶もすでにできなかったし、眼も焦点が定まらない状態だった。


入院歴はすでに20回で、今回は退院後には施設に入ると言う事だった。
大人しいだけだと思っていたら、どうしてどうして、活躍君なのだ。


空巣のように留守の家に上がり込み、家の中を散らかしたと言うのだ。
いつもは散らかし専門だったのに、
ごく最近では、自転車で40KM位コイで留守のお寺に上がりこんだ。
そして、風呂に入り、ラーメンを作って食べて、晩酌をしていたところに
お寺の家族が帰ってきて、騒ぎになったそうだ。

風呂に入るところもなんだか呉面白いけれど、
ラーメンを作れたんだ!と思った。

それで、おじいさんは嫁に行ってる娘と話しをして施設に
入れたのだけれど、此処は、最長2年で、その後はまた
探さなければ成らない。
現在の日本では精神病の患者がいっぱいで、
入院待ちの人が多くいるそうだ。


おじいさんは現在年金暮らしで、息子の施設には月に75000円もかかり、
生活保護も土地を所有しているので、受けられない。
完全なる自己負担なのだ。

国民年金は息子の分を払えなかったので、
国民年金の方の障害者年金が出ないのだ。

しかし、年老いたおじいさんが直る事のない精神病の息子の世話をするのは
心身共に、また経済的にも無理な事だろう。

役所というのは、何事にも線を引きたがり、その線で状態を決めて、
振り分ける作業を大得意としている。
しかし、その線に引っかかったが故に、理屈の合わない結果を招いている。
こんな事は他にもたくさんあるけれど、
結局は国の責任でもあるのだ!



そして、おじいさんは竹を切っても何も出ない事を知りながらも
ひたすら切っていた。
そして、ため息がアスファルトの駐車場に漏れていた。



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by sea1900 | 2005-09-08 18:47 | 人間