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海の上のピアニスト

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力を入れすぎないblog  それなりに暮す毎日

「ロング・エンゲージメント」


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第一次大戦下のフランス、ブルターニュ地方。幼い頃の病気の後遺症で脚が不自由なマチルド。戦場に旅立った恋人マネクの帰りを待ちわびていた彼女のもとに、ある日、マネク戦死の悲報がもたらされる。彼を含めた5人の兵士が軍法会議で死刑を宣告され、武器も持たずにドイツ軍との中間地帯に置き去りにされたという。だが、マネクの最期を見届けた者はいない。不思議な愛の直感を信じるマチルドは、マネクがまだどこかで生きていると確信する。以来、彼女は私立探偵を雇い独自の調査を始めると共に、自らの直感を頼りにマネクの消息を尋ねて回るのだった…。


監督は「アメリ」の、ジャン・ピエールージュネ、
そして、アメリ役はオドレイ・トトゥ。
戦争が生んだ悲劇、人間と人間の絆,
ひたすら生きる事への希望が織り成す、
抒情詩の様に、壮大で、荘厳な響きさえ感じる、映画だった。

灯台や海、野の花や空や雲が、マチルドを包み込む。
フランスの田舎の自然が、絵画的に描かれていて、
それだけでも十分に美しい。

マチルドが時折吹くチューバの音色は、汽笛と同じと言う。
(確かに同じで、静かな落ち着いた音色だ)
落ち着いた,低音で、この音色が自然を壊さずに、
セピアカラーに見事に染めて、物語が進んでいる。


トランペット、トロンボーン、ユーホニウムといった音色だと、
同じ金管楽器でも、こうは成らないのだ。
一番、低い音色だからノスタルジックなのだ。

マチルドがチューバを拭く姿も絵画的で、全ての映像が、フランスを思わせる。
ハリウッド映画には見られないよさがある。

ジョディ・フォスターがフランス人の様に、溶け込んでいて、
違和感が全く無いのには、びっくりさせられる。
そういえば、ジョディーは、いつもびっくりさせてくれる知的な女優だった事を、
思い出した。



マチルドの恋人を追い求める姿は、
BLOG,「フツーにいきてるゲイの日常」に紹介されている「軍旗はためく下に」の左幸子の様でもある。
女の直感や性を考えざるをえない映画でもあった。

愛する事は人間を強くさせる。・・・・・・・・ウ~~ン、納得!




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by sea1900 | 2005-08-20 11:58 | 映画