1972年、ウルグアイの学生ラグビー・チームが、チリで行われる試合に参加するため、家族と共に飛行機でアンデス山脈を越えようとしていた。しかし、突然激しい揺れが襲い、機体は岩山に衝突し真っ二つになって墜落した。意識を取り戻した キャプテンのアントニオ(ヴィセント・スパーノ)は一面の雪景色の中に広がる惨状にたじろぐが、医学生のロベルト(ジョシュ・ハミルトン)やカリトス(ブルース・ラムゼイ)らと協力して怪我人に応急手当を行う。しかし、通信不能で捜索隊をじっと待つしかない状況だった。翌朝、27名の生存者は犠牲者を雪に埋めて祈りを捧げた。次の日、瀕死状態だったナンド(イーサン・ホーク)が奇蹟的に息を吹き返した。3日目に上空に飛行機が飛んで来て、狂喜し、安心した彼らはその夜、すべての食料を食べつくしてしまうが、救助隊は一向に現れず、数日後、手作りのラジオで彼らは捜索が打ち切られたことを知った。事故から10日目の朝、彼らは生きるために仲間の屍を食べることを選択した。しかし猛烈な雪崩に襲われ何人かの仲間を失った・・・。その中には最後まで肉を食べなかったリリアナ(イレーナ・ダグラス)やアントニオも含まれていた。生き残った16名にも衰弱の色が目立ち、自力で山を越えようと、61日目にナンドはロベルトとティンティン(ジョン・ハイムズ・ニュートン)と共に出発した。途中でティンティンは引き返すが、ナンドとロベルトはついに山の麓にたどり着き、皆は救助隊に助けられて無事生還することができたのだった。(抜粋)
この救出の後、1ヶ月位した時に、如何して彼らは、生きていたのか?
何を食べていたのかとマスコミに突っ込まれた。
そして、なんと死体の肉を工夫して食べて、
生き延びた事が全世界に広まった。
勿論、賛否両論だ。
私は、理論よりも、実際に自分が直面しないと、
わからない問題だと思っている。
彼らは、皆、裕福な家庭に子供達だった。
それから、25年位した時に、
私は、偶然にもCNNだったか?TVで、現在の彼らの姿を見たのだ。
彼らは、世界中に散らばり、それぞれが、会社の経営者や、
医師や弁護士に成っていた。
そして、あの事故以来、その結びつきは、家族よりも深く、
強い強い絆で結ばれていて、とても仲が良いと言う事だった。
太平洋戦争に行った私の父は、戦友会で、
年に一度戦友達に会うのを楽しみにしていたが、
これも、生き死にを共にしたという共通感が、絆になっていた。
生きるか、死ぬか?という極限状態を一緒に過ごして来たという結びつきは、
人にとって、こんなにも影響を及ぼす物なのだ。
この映画は、そんな思いを持っていた私が、
偶然にビデオ屋で見つけたものだ。
彼らの現在を、是非とも放送して欲しいと思う。
事実は小説よりも希なり・・・・・
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