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海の上のピアニスト

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『  白いカラス 』






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1998年、米マサチューセッツ州。名門アテナ大学の学部長コールマンは、ユダヤ人初の権威ある古典教授だった。だがある日の講義中に発した“スプーク”という一言が黒人学生への差別発言として波紋を呼び、辞職に追い込まれる。更にはこれにショックを受けた妻が間もなく亡くなってしまう。それ以来、怒りと失意の日々を送るコールマン。そんな彼はある時、フォーニアという若い掃除婦と出会い、恋に落ちる。夫の暴力から逃げている彼女は辛い過去を背負っていた。やがて、コールマンは妻にさえひた隠しにしていたある秘密を彼女に打ち明けようと決意する。  <抜粋>

通りいっぺんに見ただけでは、解りずらいかもしれないが、人間の悲哀を見せつけられる奥の深い映画だった。
黒人でありながら、外見は、白人と全く変わらないので、父や母を捨てて、白人として生きる事を決意し、以後、ずうっとその人生を歩んで来たコールマン。
黒よりも白の方が、生き易かったからだ。
しかし、この選択を誰が、批判できようか?
本人の心の中に在って、ずうっと、消える事のない心の闇だ。

コールマンを演じたアンソニー・ポプキンスは、ハンニバルでは、
全く、違う顔をしていた。

彼自信は、かなり変わっていると、良く書かれている。

最初、彼は、白くて綺麗なニコール・キッドマンと、
不似合いの様にも思えたが、
シルクの薄幸な人生を、包み込む姿は、最適の俳優だと思えた。

地味な映画では在るが、私達日本人には到底理解出来ない人種差別、
そして人権問題という大きな問題提起をしている。

 余リ若い人だと、理解出来ないと思う。
観る人の人生観や、価値観、心の大きさによって、初めて理解出来る作品なのだ。

しかし、哀しい映画だった。
今は、ともかくとして、私は、
自分の力ややる気の無くなった晩年と呼ばれる時を迎えたら、
幸せに暮らしていたいなと思う。


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by sea1900 | 2005-07-14 14:30 | 映画