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海の上のピアニスト

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『 山河遥かなり 』



d0063550_2343123.jpg 『ナチによって母と生き別れになった少年カレルが、アメリカ兵のラルフの手で拾われる。カレルは、その悲惨な境遇から自閉症になっていた。だが、ラルフの思いやりある態度は、次第にカレルを変えていった……。戦争孤児がGIによって明るく生まれ変わるさまを描いたヒューマン・ドラマ。 』

1947年の作品で、1948年にはGI役のモンゴメリー・クリフトが主演男優賞を取っている。
彼は、美形で、心優しいGI役がよく似合っていたが、やはり、心の残るのは、母子だった。

私は、これを、十代の時に、日曜映画劇場で観た。
映画への感動を覚えた、最初の作品だった。それで、忘れられないのである。
昔は、ビデオさえなかったので、映画館orTVの映画放送が楽しみだった。

日曜洋画劇場は、淀川長治さんが解説をしていた。
最後にいつも、「さよなら、さよなら。」と手を振る姿が良かった。
温かい人柄と映画をこよなく愛する人だった。
それから、何年かして、段々と淀川さんが、小さく可愛らしく見えてきた。
今にして思えば、この時は随分と御歳を召されていたのだと思う。

映画も素晴らしかったが、淀川さんに出会ったこの時から、私の映画趣味が始まったのだ。
結構、古いのだ。映画との出会いがなかったら、今よりも、成長していなかっただろう。

過去に、海のきれいな、この国に住みたい!国内でも、この島に住みたい!と思った事が有ったが、やっぱり、映画やビデオを自由に観られないかと思ったら、海への思いは一番では無くなってしまった。

心に沁み込む映画を観ていると、出会えたことだけでも、幸せなのだ。

『山河遥かなり』 これは、私の此れまでの時間の事でもあると思う。
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by sea1900 | 2005-06-19 17:23 | 映画